[レポート/後編] PARAMOUNT 2019

PARAMOUNT 2019
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日時:2019年5月18~19日(土~日)
会場:群馬サイクルスポーツセンター

(……前編からの続き)

[レポート/前編] PARAMOUNT 2019

 

text : A-sk

夜になると外の気温がグッと下がってきたので持ってきていたストーブに火をつける。僕らのタープ(ジロケンの私物だが)は4面ともサイドウォールで囲われているのですぐに暖かくなる。

あー、あったけーー。
夜は冷えますなー。

上の会場(NIGHT FLOOR)をまだ見に行ってなかったので、少し休んでから行ってみることにした。

階段を登っていくといろいろなデコやオブジェが木々たちに入り交じり、暗闇と光が幻想的な世界を作っている。

NIGHT @PARAMOUNT2019

NIGHT FLOORに到着すると中はかなりの熱気で、デコと光とスモークが混じりあって宇宙に漂う銀河系の光の渦の中で踊っているような気分を味わえる。ちょうどオーガナイザーのHidai君がやってる時間だ。夜のPARAMOUNTもヤバイですなー。

NIGHT FLOOR@PARAMOUNT2019above 4 photos : Yumiya Saiki

 

 

text : Golgo Night

むぅ……、さっきから何度寝返りを打っただろうか。とにかく眠りたいのに眠れない。これはマズいぞ……。

せめて時間を知りたいと思い、iPhoneを探してみるが見つからない。チッ、そういえばカメラバックのサイドポケットに入れっぱなしだ。カメラバックは確かタープの中だが……、寝袋から這い出してまで取りに行くのは気が引ける。このままもう少しジッとしてれば眠れるかもしれない……。

んん、むむ、なんだかなぁ、頭全体は疲れてモヤっとしてるのに、どこか1部分だけが冴えてしまってさっぱり眠れない。夕方のテントとまったく同じパターンだ、まいったな。

そう言えば、まだNIGHT FLOORってのがどこにあるのかもわからない。昼間テクノに詳しいともやに聞いたときは「今夜は寝る暇ないっスよ」と言っていた。もしかしてみんな超楽しい時間を過ごしているんじゃ……、むぅ……、

ガバッ!!
行くか!あ〜〜〜、もう、ホント俺って貧乏性だよなぁ!

NIGHT FLOORはU字型の空間で、DJブースはかなり奥の方にある。とにかく凄い熱気だ。

PARAMOUNT Night Floor

しばらく音を聴きながら揺れていると、nice soundのイケチューがPCを持ったままフロア内をフラフラしているのに気づく。彼とはこの1ヶ月くらいの間にあちこちのパーティーで顔を合わせている。最近はPAもタブレットやPCで音の調整ができるらしいから、きっと音のチェックをしているんだろう。近づいてみると、

「あの、これディスプレイの明るさってどこで調節するかわかります?」

と聞いてきた。見てみるとPCはWindows。きっと普段はMacしか使わないんだろう。

「えっと、確かコントロールパネルから……」

と説明してみるが、むむ、あれ?この、ディスプレイってとこになかったっけ?

「なんかWindows10になって、コントロールパネルの構成ちょっと変わったぽいんですよ」

え?  そうなの? じゃ、どっかもっと直接明るさをコントロールするFnキーとかありそうだけど……、ん、んん、ないねぇ。

マズいぞ、俺よりもむしろイケチューの方がWindows10について知ってそうだし、そのイケチューがわからないとなると……、しかしすでに乗りかかった船、ここで問題解決せずフェードアウトってのはカッコ悪すぎる……。少し明るいバーカウンターの前に移動し、2人であれこれやっていると、

「あ、調整できましたねー、ありがとうございます♪」

おお、なんとか役割を果たせたぞ。あぶねー。

ホッとしてフロアに戻ってみると、お! A-skじゃないか! なんだか久しぶりに会う気分だ! し、か、も……、隣りにいるのはロリータちゃんじゃないか! なんだよ、ようやく到着したのかよ!

実はマリコはL…DEEPの主催者であるKYONと大人の付き合いをはじめたとの噂だ。全国のロリータちゃんファンには残念な話かもしれないが、KYONはKYONでバイタリティーのあるもの凄くいい奴なので、言うなればお似合いのカップルだ。

「KYONも明日来るって言ってましたよ!」

お?ホントか!? 俺は初対面だった去年のL…DEEP以来会っていないから、再会できれば嬉しいぞ♪

これから夜の深い時間になっていくに連れ、まだまだ面白いDJ陣がラインナップされているようだが、やはり野外パーティーに来て室内で踊るのはモチベーションが上がらない。どうせなら外の気持ちいいスピーカーの前で踊りたい。しばらく前からA-skもマリコもいなくなり、NIGHT FLOORには他に知り合いも残っていない。俺もテントに戻ろう。

 

 

text : A-sk

夜になって到着したマリコやゴルゴさんなんかと踊っていたのだが、強烈な眠気に襲われ基地に戻ることにした。

タープ内はストーブを焚いているから暖かい。コットに横になり、ストーブに足をあてて暖を取りつつ軽く仮眠を取るつもりで横になっていると、ほどなくしてゴルゴさんも戻って来た。

ジロケンはワットポーの寝釈迦仏のように、タープの片隅に置いた自分のコットで微動だにせず眠っている。もうずーーーっと前からピクリとも動かないので、実は偽物なんじゃないかと疑いたくなるほどだ。

しばらくゴルゴさんと喋っていると、ミホコが現れ、タープの中に入ってきた。きっと自分のテントじゃ寒いんだろう。

ミホコはいつもレイちゃん&マイちゃんというまだ小学生の2人娘を連れ、日本のパーティーのみならず、海外のパーティーにまで行っちゃうほどエネルギッシュでパワフルな女性だ。パーティーに行くためなら仕事だって頑張るし、その分きちんと稼ぐんだっていうポジティブな心を持っている。パーティー界の松岡修造みたいな熱い奴だ。

数年前から僕は、毎年1回のペースでミホコファミリーと一緒に海外フェスへ行っているが、僕なんて自分の旅費だけでも精一杯だというのにミホコはいつだって母娘の3人分。飛行機代も飯代も、なんだって3倍だ。まだ小さな子供を2人も連れて、大きなバックパックを背負ってFestival Tripだなんて強者過ぎる。なんてスゲー奴なんだっていつも思っていた。

ゴルゴさんにも子供と奥さんがいる。

「子供が生まれてからあんまりパーティーに行かなくなったなぁ」

と、ゴルゴさんが言った瞬間だ。みほこが被せ気味に、

「なんでッ!? 一緒に連れてけばいいじゃん! 私は子供2人いるけどいつだって連れて行ってるし、海外のパーティーにも年に1回行ってるよ!」

と声を上げる。

「まぁ、俺だって家族みんなで一緒に行きたいけど……」

「だったら頑張って連れていってあげなよ!」

多分ゴルゴさんは奥さんを気遣って、自分の意見や考え方だけで家族の行動を決めるのを躊躇しているだけなんだと思うが、ミホコはそんなのお構いなしだ。まだ相手が構えてもいないのに、インコースにズバズバと投げ込んでいく。暗闇に眼光が輝き、心なしか顔の表面もテカっている。さすがミホコだ……。

そんなミホコのダンスフロアでの姿がこれだ。

↓    ↓   ↓

朝焼けのジョイナー※写真はあくまでイメージです

誰が呼んだか、人呼んで “朝焼けのジョイナー”。パーティー会場でも数々の目撃情報が寄せられている……。

心持ちがポジティブで前向きでアッパー、そんな彼女はダンスもやはりアッパーだ。いつか僕は、彼女がこういう姿でフロアの最前線で踊っている姿をひと目みたいと願っている。

↓    ↓   ↓

朝焼けのジョイナー朝焼けのジョイナー completed

 

 

text : Golgo Night

自分のテントに戻る前にタープに寄ると、A-skがすでにコットで横になっている。ジロケンはベテランらしく余裕の熟睡だ。しばらくA-skと喋っているとミホコが入ってきて話に加わった。

それにしてもA-skの “朝焼けのジョイナー”には笑った。それまでピクリともしなかったジロケンまで起きだし、スマホで検索したジョイナーの写真を見てみんなで大笑いした。もちろんA-skはミホコにもジョイナーにもリスペクトを持って語っているわけだが、それにしても……、う、ミホコと……、んく、ジョイナー……、ん…くふッ、ダメだッ!

おかしずぎるぅ〜〜〜〜〜〜!!!

ミホコも初めは否定していたが、A-skの巧みな話術により、途中からは満更でもなさそうな表情になっている。

「そうかなぁ〜?私、ジョイナーっぽいかなぁ?」

「ぽい!ぽい!っていうかジョイナーでしょ!」

うくく……。

「こんなにマッチョかなぁ?」

「何言ってんの?もろマッチョよ!しかもそれって凄いことだからね!誰もがみんな朝焼けのジョイナーになれるわけじゃないんだから!」

ぷくくく……。

「そっかぁ〜、じゃあ目指した方がいいかなぁ?」

「いや、目指すんじゃなくて目覚めるんだよ!ジョイナーはすでにミホコの中にいるんだ、だからあとは目覚めるだけなんだよ!覚醒するんだ、朝日とともに!朝焼けのジョイナアアアァァァ!!」

がははははははは……!!

さて、朝焼けのジョイナーまではよかったのだが、ここからミホコの説教臭い話がはじまる。俺はまだミホコとは付き合いが浅く、なんならダンスフロア以外でゆっくり喋るのはこれが初めてだ。真面目に相槌を打ちながら聞いていたのだが、ミホコと付き合いの長いジロケンとA-skはその隙にす〜っとフェードアウトし、反対側へ寝返りを打ったかと思うと速攻で寝たふりを決め込んでいる。マジか……、罠にかかってしまった……。

実は俺には行きたい場所があった。先ほどちょっと覗いたのだが、いつもなら夜は閉まっているはずのPARADISE BOOKSのテントが今夜はやんわりと開いているのだ。先ほどジロケンが言うところによれば、すでにテントの中で眠っている親子がいて、仕方ないからライトだけ少し落としてそのままにしてあるらしい。テント内はここと同じくストーブが炊いてある。

「あっちで適当に横になってくれてもいいからね〜」

寝たふりに入る前のジロケンの言葉だ。もう、今すぐにでもそうしたい!

オチのない長話からようやく解放された俺は、自分のテントから寝袋を持ち出し、PARADISE BOOKSへと移動する。マジか、こんなグランピングな移動図書館で夜を過ごせるなんて……。

靴を脱ぎ、少し開いた入口から中に入っていく。足元には柔らかなカーペットが敷いてあり、テントの中は仄暗いライトでボンヤリと照らされている。ストーブは消えかかっていて、ちょうどいいくらいに暖かい。子供が1人、お父さんの横で寝息を立てている。まわりには雑多な本が散らばっている。もしここが家ならばきっと、

「寝る前に片付けなさい!」

なんて小言を言われるのだろうが、ここではそんな心配もない。手が届く範囲だけでも何十冊もの本があり、しかもそのどれもが何の本だかわからないというワクワクだ。

1冊の本は1つの宇宙だ。言葉や写真、絵、色、模様、図版の配置や活字の種類、ページごとの構成……、それらを組み合わせて著者や編集者の頭の中を再現する。うまくいくとそれは、著者や編集者の意図を超え、限られたページの中で無限の広がりを獲得する。

PARADISE BOOKSは言わば、ドラえもんの四次元ポケットのようなものだ。少しだけ開いた入口、そこから中に入れば本の数だけ無限の宇宙が散らばっている。偶然手に取った1冊の本を広げると、いつの間にかその宇宙の中に溶け込んでいく。また別の本を広げ、同じようにその宇宙に溶け込んでいく。蜃気楼のように現れて、パーティーが終わるとともに一夜の夢のように消えていく空間。それがPARADISE BOOKSだ。

俺は寝袋の中に体を横たえると、決してページを開くことのない本を何冊も自分のまわりに並べ、そしてゆっくりと目を閉じた。聞いたこともないジプシーの唄が聞こえ、年老いた男が小さく咳払いをして微笑んだ。それはロケットよりも遥か遠くに連れて行ってもらうための、ちょっとしたおまじないのように思えた。

 

text : A-sk

5月19日、目覚めるとすっかり朝になっていた。

時間は9:00AM。やっべーーー! 寝過ぎた。JasssとかStefan Vincentとか聞きたかったのにー。

しかしその分睡眠はしっかりと取れた。すっかり元気になった僕はPARADISE HAIRの営業をはじめることにした。今回はPARAMOUNTに合いそうなヘアアクセサリーと小物を用意している。準備をしているとカンタが、

「スペースカンタの格好でPARADISE HAIRの店番をやるのでやらせてください! 」

とすごい勢いで言ってきた。ま、物販の販売だけだし、スペースカンタがいたら目立っていいかもしれない。

早速着替えを済ませてお店に戻って来たスペースカンタの横では、ミホコの次女のマイちゃんとともやが仲良く座って会話をしている。 まー、あの2人もいればスペカン1人より安心だろう。

フロアに向かおうとして、ふと振り返ってみると、

above 2 photos :  Yumiya Saiki

スペカンが奇妙なダンスをしながら、店番をしてくれている。 僕がお客さんなら絶対に近寄らないが、面倒なので横目でスルーしながらMAIN FLOORへと向かった。

 

 

text : Golgo Night

今日も空は晴れている。PARADISE BOOKSでの目覚めは最高だ。

すぐ近くで眠っていた父子も目を覚まし、早速お気に入りのおもちゃで遊びはじめる。しばらくすると別のファミリーが立ち寄り、その子もお気に入りのパラパラ漫画があるようで、それを探し出すと何度も何度も飽きることなくパラパラとやっている。

俺は少し前にラジオで聞いて読みたいと思っていた野村訓市による村上春樹のレコードにまつわるインタビューを見つけ、その記事に目を通す。ミホコの大きい方の娘が小走りで中に入ってきたかと思うと、おもむろに『ちびまる子ちゃん』を広げて読みはじめる。四次元ポケットの中はとても自由で、そしてシャンティだ。

ダンスフロアに行ってみるとすでにナオちゃん、コマっちゃん、ゴードンの3人組が芝生エリアで踊っている。プレイしているのはLUXだ。

撮影の準備をしているとミホコがやってきて、

「ここに私たちの荷物置いてあるから!荷物あればここに置いていいし、この敷物も使っていいから!それからそこの椅子に座っててもいいから!」

と、やけに親切だ。

「私は座らないから!」

何故かドヤ顔でキッパリと言い捨てると、急ぐ必要もないのにダッシュでスピーカー前へと去って行った。よっぽど昨夜のジョイナー話が気に入ったらしい。

PARAMOUNT 2019photo : A-sk

さて、いよいよ撮りはじめるか、というところで曲調がいきなりドラムンベースに変わったので、この1曲だけ様子をみようと思っていると、次のDJがやってきて隣りのCDJをいじりはじめる。げげっ……! もしかしてこの曲でLUX終わっちゃうの!?

しまった〜〜〜! 撮影する最後のチャンスを逃した!

しばらくするとまたミホコがやってきて、2メートルほど離れた微妙な距離から斜めな視線を向けて、

「言っとくけど、私は座らないから!」

いや、もうそれさっき聞いたから! 10分くらい前に聞いたばっかだから! 満員電車じゃないんだから座っても座らなくてもどっちでもいいよw

 

 

text : A-sk

無駄にスペカンの相手をしていたお陰でフロアに到着したときにはLUXも終わり、すでにHodgeがはじまっていた。

彼のエネルギッシュでエキサイティングなハウスやテクノの音にフロアのオーディエンスたちは最高潮に踊っている。 昼下がりとは思えない程フロアをアゲていき、Zadigにバトンタッチする。

 

 

text : Golgo Night

Hodgeに代わってからしばらく撮影し、あとはDJブースの良き位置にセットしたカメラに任せることにする。これからはまた自由時間だ。

「ゴルゴさ〜ん!」

と声がするので振り向くと、お! ロリータちゃん♪ と……、KYONじゃないか!!

PARAMOUNT 2019photo : A-sk

久しぶりに会うKYONは相変わらず礼儀正しく、出来た男だった。残念ながらL…DEEPは今年は開催しないらしが、その分平塚のお店で精力的にパーティーを開いているようだ。L…Dの仲間たちの様子を尋ねると、

「相変わらずみんなストリートに立ってやってますよ♪」

と返事が戻ってきた。ふ、心配するだけ野暮だったぜ。

しばらくすると背後から誰かが近づいてきて、

「ソレ、ソノTシャツ、コンドームジャナイノ?」

誰かと思って振り返れば、ツルりと光ったその頭……、もちろんゴードンだ。

「え! もしかしてクメール語読めるの!?」

「イヤ、読メナイケド背中ノ写真見タラナントナクネ」

実はこの日、俺は普段は着ない卸したてのTシャツを着ていた。何年も前にプノンペンの街頭でタダ配りしていたものをもらって大事にしまっておいたTシャツだ。テクノパーティーだからとお洒落してきたわけだ♪

カンボジア、特にプノンペン周辺は売春地帯として名高い。そしてこの日俺が着ていたのは、カンボジアのコンドーム市場で最大のシェアを誇る『ナンバー1』というメーカーのTシャツだ。道端でタダ配りしていたくらいだから、恐らく非売品だろう。表には『ナンバー1』のロゴが、背面には微妙な位置関係で向かい合う男女の写真がプリントしてある。PARAMOUNTのために初めて袖を通したのだ!

それにしても背後のプリントだけでコンドームメーカーのTシャツだと見破るとは……、ゴードンも見かけによらず変態ですな♪

 

 

text : A-sk

Zadigは重厚かつドープでメロディアスな音をベースに、アップテンポのテクノを徐々に徐々に織り交ぜてアゲていく。青空にはいくつもの雲が流れ、たまにフロアとブースに太陽が降り注ぐ。

フロアのオーディエンスたちは太陽を浴びながら全力で踊っている。フロア後方の奥の芝生ではお酒を片手にゆっくりと会話を楽しみながらゴロゴロと過ごしている人たちもいる。

トリッピーかつ変化球のあるZadigのプレイは続く。気が付けば、いつの間にかゴルゴさんは裸足だ。

 

 

text : Golgo Night

A-skは調子いいのか、悪いのか、首からカメラをぶら下げたままあっちこっち徘徊している。

ダンスフロアは大部分がアスファルトなので少しだけ躊躇したが、結局靴を脱いで裸足になった。本来なら東京でも裸足で生活したいところだが、そんな罪のないことで変人扱いされるのも煩わしい。せめてパーティー会場くらいは自由にやらせてもらうぜ。

本当はまだまだ書きたいことがいろいろあるが、キリがないのでこの辺にしておこう。

Zadigおじさんにはもう少しストレートに踊らせて欲しかった気もするが、きっとそれは、それまでの時間にスパークし切れなかった自分のせいなんだろう。朝はだいぶゆっくりしちゃったし……。

夜間にMAIN FLOORで音を出せないのは非常に、とっても、もの凄く残念だが、その気持ちはオーガナイズ側も同じだろう。OtOdashiのター君とも話したが、パーティーは長く続けることが大切だ。少しづつ問題をクリアしていけば、そのうち夜も星空の下で気持ち良く踊れるときが来るだろう。

キム君とは最後にちょろっと挨拶しただけで終わってしまったので、この場で再度お礼をしておきたい。キム君、ありがとーーーッ!

 

text : A-sk

2週間前の天気予報だとPARAMOUNT当日は雨だった。しかしその予報とは打って変わってパーティーの2日間は晴天で、ちらほらと横切る雲は却って直射日光からの日よけになってくれた。出店も多く、参加者たちも家族や仲間たちと思い思いの時間を過ごせたのではないだろうか。

DJたちのエッジの効いたテクノミュージックの素晴らしさはもちろんのこと、音響も完璧でどの場所から聞いてもクリアでスキっとした音が鳴り響いていた。フロア以外にもたくさんのデコレーションが施され、2つのフロアの時間をズラして、1つのフロアで集中して遊んでもらおうとするオーガナイザーのこだわりを感じた。

7回目のPARAMOUNTは独自の路線をしっかりと築きあげられた、完成されているパーティーだった。オーガナイザーの皆様、関係者の方々本当にお疲れ様でした。最高な時間をありがとうございました!!!

PARAMOUNT 2019

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PARAMOUNT 2019

 

PARAMOUNT 2019

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PARAMOUNT 2019

PARAMOUNT 2019

PARAMOUNT 2019

PARAMOUNT 2019photos above : A-sk

 

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