[レポート/前編] Sunshine Festival 2018

Sunshine Festival 2018
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texts and movies::Golgo Night 
photos:YUKI(Cinematic Films)

日時:2018年9月22~24日(土~祝月)
会場:内山牧場キャンプ場(佐久市、長野)

8月17日、近所に住むアツシ(ATS )から「今年はSunshine行きますよ!」と連絡があった。Sunshine Festival 2018は9月22〜24日の開催だから、まだ1ヶ月以上先の話だ。

「もうバッチリ仕事も休み取りましたから!」と、いつになく威勢がいい。そうか……、今年もいよいよSunshineの季節がやってきたか。

とはいえ、自分がいま世話になっている事務所では直前に撮影の予定を入れられてしまうことも多く、それをサラッと断れるような立場でもない。結局、なんとか今年も参加できる目処がついたのは開催まで1週間を切ってからだった。

2017年に一緒に参加したイサPとキャプテン家族、そしてZIPANG 2018で久々にパーティー復帰したToppyを誘ってみる。残念ながらイサPとキャプテン家族は参加できないということだが、Toppyはどうにか仕事を調整できそうな感じだ。楽しみだぞ~♪

Sunshine Festival 2018

 

【 1日目 / 9月22日(土)】

フェスティバル初日の土曜昼間はToppyも俺もそれぞれ仕事が入っていた。しかし2人とも早めに仕事を切り上げることができ、15:45に待ち合わせをして出発となった。

Sunshine Festivalは2017年までのオートキャンプ銀河(伊豆)から内山牧場キャンプ場(長野)へと会場が変更になった。今年は新たな会場での1発目のフェスティバルだ。

内山牧場キャンプ場は”rural”でも使われている場所で、A-skのレポートをみる限り、とても気持ち良さそうな会場だ。シンボルともいえるあのテーブルマウンテン(荒船山)を早く見てみたい♪

[レポート] rural 2018 ~10th Anniversary ~

3連休の初日とあって都内の道は混雑していたが、逆に高速に乗ってからは車も少なく、ストレスなく会場まで辿り着いた。とはいえ、下仁田ICを降りてから会場までの間にスーパーらしき店はなく、しばらく走るとコンビニすらなくなってしまう。先に会場入りしていたZEN○(Upperkidz)に買い出しを頼まれていたこともあり、我々は会場まであと僅かのところでUターンして遠く離れたコンビニまで引き返すこととなった。

on the way to Sunshine Festival 2018

買い出しを済ませて会場への道を戻っていくと、ゲートの数百メートル手前から渋滞している。小1時間ほど待ってようやくゲートまで辿り着くが、考えてみれば我々は直前に参加を決めたので駐車券も持っていない。これだけの車が来ているとなると……早くもピ~ンチ!!

受付ではLisaちゃんが座っていたので、笑顔に癒されつつリストバンドを巻いてもらう。さて、車をどうするか……と思っていると、「ゴルゴさんですよね?」と新たな人物が登場する。

「俺ショーゴですよろしく!今年から会場移して1500人にキャパ増やしたんだけどもういっぱいですよ前売りも完売だし!」

と、聞いてもいないのに勢いよく喋りかけてくる。

「駐車場がヤバいですねいっぱいいっぱいですよ!オッパイじゃなくていっぱいね!満車ですよ顔射じゃなくて満車ね!」

げげ……?

「車これですか? 今年も撮影ですよね? 機材とかもあるから近い方がいいですよね?」と、やけに嬉しそうだが……、

「任せてください! 俺に付いてきてくださいよキラリ!!」

sunshine festival 2018

おお! 早くも救世主の登場か!?  聞けばLisaちゃんの旦那さんだという。頼りにしてまっせーーッ!

そして数分後、我々の車はショーゴの案内により受付のすぐ後ろのスペースに安住の地を得ることが出来たのだ。いや〜、マジで助かったぜ〜〜!

ショーゴは腕を曲げて力こぶをつくると、もう一方の手でその力こぶをポンポンッと叩いて我々を振り返る。絵に描いたようなドヤ顔だ、ギラツ!!

ありがと~、助かったぜ(^_-)-☆

さて、車の件は一件落着だ。ゲート前の渋滞もあり、時間はすでに21時過ぎ。完全に夜になってしまった。テントを張る場所もいっぱいいっぱいだろうなぁ。。

荷物を背負ってゲートから会場への小路を歩く。この小路の両側にテントが並んでいるが、それほどギチギチという感じでもない。我々が持参しているのは2人とも山岳用のミニマムなテントだし、意外とあちこちに張れるスペースがありそうだぞ。とりあえず適当な場所に荷物を置き、ダンスフロアまで行ってみる。

Sunshine Festival 会場図

ダンスフロアのデコレーションはSunshine Festivalの名物のひとつだ。担当するArtescapeはまさに世界中のビッグ・フェスティバルで引っ張りだこのようで、BOOM(ポルトガル)もUniverso Paralello(ブラジル)もHill Top(ゴア)もAntaris(ドイツ)も…… 、今や著名なフェスティバルのほとんどがArtescapeによるものだ。そして日本でArtescapeを招聘しているのはSunshine Festivalだけらしい。

昨年(2017年)のデコレーションは、ちょうど接近していた台風の風を受けて、まるで巨大なタコのように膨らんだり縮んだりと姿を変えていた。今回のデコはがっちりと組んだトラスを土台にして、フロアの上空を覆うようにして作られている。誰かが「モスクのようだ」と感動していたが、確かにそんなイメージかもしれない。

Sunshine Festival 2018

Sunshine Festival 2018

ダンスフロアの後方は緩やかな登り斜面になっていて、上の方にもテントが並んでいる。近づいて行ってみると、スペース的にはまだまだ十分余裕があり、どっちかと言うと張り放題な感じだ。

先ほどの小路脇のスペースなら、テントに戻れば静かにゆっくり落ち着ける。逆にフロア後方のこのスペースならテントにいながらにして音もガンガン聴こえるしフロアの様子も見渡せる。さぁ、どちらがいいか……。自分は以前からフロアにできるだけ近い前線部隊にテントを構えるタイプだ。先ほどの場所から荷物を運び、フロア後方にテントを張ることにした。

パーティー会場で思うことは、みんな立派なキャンプ設備を持ってるな〜、ということだ。我々のすぐ後ろのファミリーも、テントからタープを張り出し、小ぶりな電球のイルミネーション・ライトで可愛らしく飾ってある。ちょうどフロアには霧が立ち込めはじめていて、幻想的なだけでなくテントに戻ってくるときの目印にもなりそうだ。基地が定まったところで、まずはビールで……カンパ〜イ♪

とにかくテント前からフロアの様子が丸わかりなので安心だ。2人でキャンプチェアに座ってゆっくりと話をしていると、後ろの若いご主人がフロアに行ったりテントに戻ってきたりを繰り返す。我々のテント脇を通り過ぎるたびに、「まだフロア行かないのぉ?」とか「早く踊らなきゃぁ〜♪」とか、ゴキゲンな様子で声を掛けてくる。どうやら子どもも奥さんも寝かしつけたようで、ひとりの時間を存分に満喫しているようだ。時間が経つほどにわかりやすく酔っ払っていくのが微笑ましい。

何度も声を掛けられ、ようやく我々も腰をあげてフロアに行くことにした。一緒に歩くと、ご主人はすでに千鳥足。初日からご満悦ですな♪

Sunshine Festival 2018

Mirok @ Sunshine Festival 2018

フロアに到着し、ご主人にいまプレイしているDJは誰かを尋ねるが、わからないという。そういえばまだタイムテーブルを見ていない。近くで踊っていた青年に声を掛けると、スマホを取り出して保存していたタイムテーブルを見せてくれた。

Sunshine Festival 2018 Time Table Main Floor

今は深夜2:50過ぎだから……、えーっと今マワしてるのはMirokで……、次がBREAK 3AM to 6AM……か、確かコペンハーゲン出身の2人組ベテランDJで……ってわけないだろがーッ! つまりあと10分で音止まっちゃうの!?

見せてくれた青年に確認すると、「あ、ホントだ〜」と彼も知らなかったようだ。Toppyとご主人にも報告するが、そのうちフロアの音は止まってしまった。

Sunshine Festival 2018 Time Table Sub Floor

「サブフロアは朝まで音出てるみたいだね」

「ちょっと覗きに行ってみようか」

「俺、もうテント帰って寝ますわ~」

という感じで、裏のご主人はテントに戻ってしまった。Toppyと2人で下見がてらサブフロアまで歩く。会場に着いたときに歩いた小路を引き返し、ゲートの向かい側の建物がサブフロアだ。

Sunshine Festival 2018

Sunshine Festival 2018

Sunshine Festival 2018

場所もわかったし、フロアの様子も確認できたので、再びテントに戻って休むことにした。

 
【 2日目 / 9月23日(日)】

まだ眠たいがなんとか眼を覚ます。すでにテントの中にまで威勢のいい音が響いている。iphoneで時間を確かめると朝6:45。眠い……、眠いけど、起きなきゃ、Dajiroが演ってる……。

入口のファスナーを開け、テントの外を見ると霧で真っ白だ。ほんの百メートルほど先にあるはずのダンスフロアも白く霞んでいる。

Sunshine Festival 朝の霧

しかし朝1発目にDaijiroじゃなきゃもうちょっと眠れたのに……、と思いながら寝袋から這い出し、上着を羽織って靴を履く。外に出しっぱなしのクーラーボックスから黒ラベルの350ml缶を1本取り出し、プシュっと開けてフロアへと歩き出す。

Sunshine Festival 2018

Daijiroは相変わらずいい調子だ。しばらくすると霧も晴れ、太陽の光が差し込んでくる。

続くDJはKoi。タイのパンガン島出身で、現在は奥さんと一緒に韓国に住んでいるらしい。タイ人らしい人懐っこい笑顔だが、パンガンでは相当なバッドボーイだったに違いない♪

9時からはHugo Nationだ。イギリスのBrighton出身ということだからDino Psarasと同郷だろう。

DJブースの脇でビデオをまわしていると、次のDJのTakuが近づいてくる。Hugo Nationを指差し、「コイツ、ただの酔っ払いだから♪」と手に持ったジャックダニエルのポケットボトルをグイグイっとラッパ飲みして苦笑する。どっちがだよ!

昼からはYohei、Magik、Hashiの順でSunshine Festival 2017でもプレイしていたお馴染みのDJ陣がフロアを盛り上げていく。

そして夕方が近づき、再び霧が立ち込めはじめる頃にHuman Elementの出番がやってきた。もともとタイムテーブル上は15:00~16:30の予定だったが、プレイ内容的に夕方の時間帯の方がベターだということで自ら時間を変更してもらったらしい。だんだんと日が暮れて薄暗くなっていく中、Human Elementのプログレッシブなサウンドが霧とともに周囲の景色に溶け込んでいくようだった。

ちなみにHuman Element(Martin)はLiquid Soul(Capo)と同じくスイス出身でIboga Recordsの所属だ。LOVE MOTHER EARTH PROJECTが最初にリリースした『太陽と風のダンス』というDVD作品にはスイスのElmazingというパーティーの映像も収められている。Liquid SoulがIbogaと契約する直前のライヴを演ったパーティーだ。プレイが終わったあとに少し話してみると、やはりCapoとは相当仲がいいようで、「もしかして、あのDVDはお前が作ったのか?」との反応だったから、きっとMartinもチラリとは見てくれたことがあるんだろう。

Human Elementが終わったころには周囲はすっかりと暗くなり、霧も濃くなっていた。

 

後編へ続く……)

[レポート/後編] Sunshine Festival 2018

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