知り合ったときには千葉の中滝アートヴィレッジでマネージャーをやっていたcaptainだが、紆余曲折を経ていまはソックスメーカーに勤めている。2018年の最後に青山で会ったとき（そのときは天国畑JAPONのライブがあった）、ソックスを何足かプレゼントしてもらった。それがSTANCE（スタンス）だ。
STANCEのソックスといっても知らない人も多いだろう。もちろん俺も知らなかった。簡単におさらいしてみよう。
STANCEは2009年に米国カリフォルニア州で創設された、まだ若いブランドだ。西海岸のスケートカルチャーやサーフカルチャーをベースにした個性的なデザインと左右非対称設計による機能性の良さで知られ、米国ではすでにメジャーなブランドだということだ。MBL全30球団の試合用・練習用ソックスとして採用されているというから、その優れた機能性が想像できる。
西海岸のストリートカルチャーが源流なだけにVANSやコンバース、アディダスのスーパースターなどシンプルでオールドスクールなスニーカーとの相性はバッチリだ。人目をひく斬新なデザインが多く、サンダルにあわせて足元のインパクトを楽しむ履きこなしも人気だ。
しかし……、しかし自分はもらってから紙袋に入れたまま1ヶ月以上も履かないままだった。というのは自分は5本指ソックスの愛好者で、持っている靴下は登山用の1足を除けばすべて、100パーセント5本指ソックスなのだ。もちろん理由は5本指の方が履き心地がいいからで、もう10年以上普通のソックスは履いていない。
ところがつい先日、友人がSTANCEのソックスを持っていることを知った。彼曰く、「抜群に履き心地がいい」ということだ。ずっと気にはなっていたので、この機会にさっそく履いてみることにした。
前述のようにSTANCEのソックスは左右非対称設計だ。つまり右足には右足の、左足には左足のソックスを履かないと履き心地に差が出ることになる。足首の辺りにロゴマークの刺繍があるので、そのロゴが内側にくるように履くのが正しい履き方のようだ。
さて、まず足をソックスに通してみた第1印象は……？ 気持ちいい♪
これは何なのか？ 生地のせいなのか、縫製のせいなのか、左右非対称設計のせいなのか……、とにかく足がソックスに包み込まれた瞬間から気持ちがいい。優しく守られてる感じだ。
驚いたことに、その心地よさは履いている間中、ずっと続くのだ。その日は朝から撮影だったため、1日中ほぼずっと立ちっぱなしだったが、夜になって帰宅しても足の疲れをほとんど感じなかった。以前、まだ靴下を5本指に変える前ならば、半日もすればもう裸足になりたくて仕方なくなっていた。ところがSTANCEの場合、家に着いた後も出来ればそのままソックスを履いていたいと思わせるほど、それほど履き心地がいい。
デザイン性、機能性や耐久性なども優れているのだろうが、もしひと言でSTANCEのソックスを表すとするなら、“履くだけで1日をHAPPYにするソックス”ということになるだろう。正直、靴下だけでこれほど気分が変わるとは思わなかった。
優れた商品だけに値段もそれなりで、1足2000円〜3000円のものが多い。自分で買うには躊躇する値段だが、逆に家族や友人、恋人へのちょっとしたプレゼントに最適だ。誕生日やクリスマスはもちろん、ちょうど今の時期ならバレンタインデーやホワイトデーが控えている。チョコレートやキャンディの替わりにSTANCEのソックスなんかもらったら、1日はおろか半年間はハッピーな気分が続くことは間違いない。
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ということで、captainありがとね♪
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