[レポート] ANNIVERSARIO 2017 by LIQUID DROP GROOVE

liquiddropgroove@unit,unice,saloon,Daikanyama
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unit、unice、saloonという3つのフロアを使った盛りだくさんなイベントだった。それぞれ内容は以下の通り。

●unice(地下1階) MATSURI BEATS with DAZEMAZAE
●unit(地下2階) LDG(LiquidDropGroove)
●saloon(地下3階) JungleFresh

メインとなるのは地下2階unitフロアでのLDG(LiquidDropGroove)。MATSURI DIGITALのDJ YUTAがはじめたテクノ・プロジェクトで、今回は発足から1周年を祝うアニバーサリー・イベントだ。YUTAといえばトランス界ではすでに海外でのビッグフェスティバルでもラインナップを重ねる若手の実力派DJだが、最近ではテクノよりのセットもプレイしているようでMixcloudでもYUTAのテクノ・セットを聴くことができる。ちなみにDECOはR領域だ。

uniceとsaloonの2フロアは23:00スタートだが、メインのunitだけは24:00スタート。俺が到着したときにはまだデコの途中で、もちろん音も出ていなかった。

タイムテーブル的にはTakaakiの2hoursセットでスタートし、メインアクトの一人Ricardo Gardunoへと続く。そして3:30からYUTAのテクノセット。う~ん、この時間帯uniceではJikoohaのライブ、saloonではMASAYAとSUGIRYOのセッション、、、ということでJikoohaのライブをフルで満喫したのち地下3階へ降りてMASAYAとSUGIRYOを楽しみ、そして地下2階へと戻ってYUTAのテクノ・プレイを味わった。
今回のYUTAのプレイは上に載せた動画のほか、すでにMixcloudでも聴くことが出来る。

ん~~~YUTA、いいね~。トランスでイケイケな感じのYUTAもいいが、ちょっと余計な力が抜けた感じのテクノセットもいい! どっちにしろYUTAノリノリだし♪ しかも上手いな~。

トリを務めるメインアクトのBoston 168だが、俺は所用でYUTAのプレイが終わるころに離脱、残念だが聴くことは出来なかった。次の機会までお預けだ。

地下1階のuniceはMATSURI BEATSとDAZEMAZEが担当するトランス・フロア。そして今回このフロアでの注目はなんといっても結成20周年を迎えたJikoohaのライブだ。JUNとシモヂのふたりは20年間変わらずのフルパワーで1時間のライブをブッ飛ばしていた。PUNK&ANARCHYな精神で真正面からぶち当たっていくその姿は、まさにサイケデリックな戦士と呼ぶに相応しい。まったく頼もしい限りだ。20周年おめでとう♪

このフロアでは他にもUbartmarやK.U.R.Oなどゴリゴリな個性派アーティストたちがプレイした。TERUBI(Rythm9/神眼芸術)のトランスセットが聴けたのも個人的には嬉しい。逆に最後のMAKIOくんのプレイが聴けなかったのは残念だ。

地下3階の細長い空間saloonのオーガナイズはJungle Fresh。随分前の話になるが、Jungle Freshがオーガナイズするキャンプ・インの野外パーティーGREAT HAPPINESSに参加したことがある。その時はブラジルからThe FirstStoneが初来日する予定だったがビザ・プロブレムのため直前でキャンセルとなった。目当てにしていたメインアクトがキャンセルということもあり、俺はオーガナイズのMASAYAに厳しいメールを送ってしまい、それっきりになっていた。そしてこの夜、会場のエントランスでおよそ10年近くぶりに再会。MASAYAはちゃんと俺のことを覚えてくれていた。う~~~ん、いい奴なんだね♪

ということで、当初は今回saloonに行くつもりはなかったが、Jikoohaのライブが終わった直後、MASAYAのプレイ中に地下3階へ降りていった。MASAYAとSUGIRYOによるBtoB、DJ+ドラムというスタイルだったがとてもカッコよかった。ライトセーバーみたいな光るドラムスティックとかお洒落! そしてMASAYAもDJ上手いし! いや~saloonも覗いてみて良かった♪

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