[クラウドファンディング] GATOSANOがベトナム ホイアンで復活!?

gatosano クラウドファンディング
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ジョージ高田を知っているか?

ジョージ高田

もちろん知っている人も、知らない人もいるだろう。俺がジョージに会ったのは2年ほど前。ZIPANG2017のWrap Up Partyだった。

TERUBIが誘ってくれ、ダチャンボのCD HATAもラインナップされていたので仕事帰りにチャリンコでサラッと立ち寄ったのだが、その会場が裏原宿の薬酒BAR GATOSANOだった。

[レポート] Zipang 2017 WRAP UP PARTY!! UPPER Special Ver. with COCALERO

このWrap Up Partyは、その後数ヶ月続く「GATOSANO×COCALERO」によるアートイベントのプレ・オープニングパーティーも兼ねていて、店内はいい感じに賑わっていた。ZIPANGの本祭にはまだ参加したことのなかった俺は、まわりにいるのはほとんど初対面のメンツばかりで、〼 meL-Henや翔太などのZIPANGオーガナイザーに会ったのもこのときが初めてだった。

音楽を聴きつつ歓談していると、カウンターのさらに奥からサングラスの若者が登場し、「ゴルゴさ〜ん♪」とにこやかに話しかけてくる。初対面だというのに随分と気さくでフレンドリーな男だ。

「来年はZIPANG是非遊びに来てくださいよ、招待しますんで♪」

おお! それはとっても嬉しいが……、ただのバイトのようなこの男にそんな権限なんてあるのか?

1年後、俺は初めて参加したZIPANGで存分に楽しんだ。小難しいことは考えず、ただただ楽しむことが最優先されるパラダイスのような空間だった。上の動画は会場でダチャンボを撮影したものだが、サムネイル画像で大笑いをかましているのがジョージ高田だ。他の記事でも書いたが、このサムネイルは俺が選んだわけじゃない。YouTubeに動画を投稿したことのある人ならわかると思うが、YouTubeのアルゴリズムが自動的に選び出した3枚のうちのひとつだ。

ジョージ高田@YouTube

YouTubeは世界最大の動画サイトというだけでなく、親会社のGoogleに次ぐ世界で2番目に大きな検索エンジンでもある。当然そのアルゴリズムは最先端のAIによって管理されているわけだが、そのAIが選び出してきたのがジョージ高田の大笑いだったのだ!

ダチャンボの動画なのに!

ダチャンボのメンバーでもない男が!

さて、前置きが長くなってしまったが、最先端のAIに愛される男・ジョージ高田が描くネクスト・ヴィジョンが、「ベトナムの世界遺産の街・ホイアンにGATOSANOを作りたい!」という計画だ。そしてそのための資金集めにクラウドファンディングを開始した。

すでに2017年にはホイアンのすぐ近くのビーチリゾート・ダナンでZIPANGを開催して好評を得ている。さらに今年(2019年)の9月にはホイアンでの開催も決定。すでにヴィジョンは着々と現実化しているのだ。

zipang at danan

このプロジェクトをジョージとともに進める相棒は、恵比寿でミュージックバー“LIFE IS BEAUTIFUL”を経営するダッチ。俺自身は面識もなく、今回初めて聞いた名前だが、ジョージの友達ならナイスな男に違いない。是非とも素敵なお店を作ってもらいたい。

20年ほど前、まだキレキレだった頃の村上龍がエッセイの中でこんなことを書いていた。

「実行力とは、出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかだ」

何かをやろうとして、でも怖気づいて躊躇してしまいそうになったときにこの言葉を思い出す。ジョージは迷いなく「やる」を選んだ。クラウドファンディングは何か踏絵をされているようで、個人的にはあまり好きではないが、今回は連絡をもらった直後に支援してパトロンとなった。そしてこの記事を書いている。

クラウドファンディング・ベトナム

今回のプロジェクトはホイアンにGATOSANOを作るというものだが、ヴィジョンにはさらに続きがある。そもそもGATOSANOはアートと仲間たちが集まる場所だ。かの地にGATOSANOが完成すれば、日本のアーティストやミュージシャンたちがベトナムへ進出するための玄関口となるだろう。仲間たちがベトナムを楽しむためのサロンとなるだろう。そのエネルギーは、かつてホイアンに存在したという日本人村の復活へと続いているかもしれない。まぁ、そんなややこしい話は抜きにしても、ただただ存分に楽しめる場所であってくれればOKだ。

GATOSANO

クラウドファンディングからこのプロジェクトを支援出来るのは2019年7月15日(月・海の日)まで。少しでもその気のある人は、今すぐポチッとパトロンになって彼らのヴィジョンを共有しよう。関わる人の数が多ければ多いほど、ヴィジョンは大きく広がっていく。

犯罪集団のファック野郎だちが政権を握るこの国は、どうしょうもなくウンコな国になり下がろうとしているが、そもそも国家も国境も幻想だ。ヴィジョンは国境を越え幻想を突き崩し、俺たちの現実になる。

 

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[レポート/前編] ZIPANG 2018

[レポート/後編] ZIPANG 2018

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