PARAMOUNT Open Air 2019

paramount 2019
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texts : A-sk

日時:2019年5月18~19日(土~日)
会場:群馬サイクルスポーツセンター(みなかみ町、群馬)

7回目の開催となるPARAMOUNT。今回から新会場となった群馬サイクルスポーツセンターは、車なら関越自動車道 月夜野インターから20分ほど、電車なら上越新幹線 上毛高原駅からタクシーで約10分と、都心からのアクセスも非常によい場所だ。

イベント時間も長くなったようだ。メインである野外ステージと、会場内の展望レストランをダンスフロアにした屋内ステージで以下のようにプログラムが組まれている。

◆ 1日目(‪5/18)
11:00〜‬20:00:野外ステージ
21:00~翌8:00:展望レストラン
◆ 2日目(5/‪19)
8:00〜17:00:野外ステージ

PARAMOUNTの公式HPには2018の会場の様子が載っている。今回の会場とは異なるが、パーティーの雰囲気がよくわかるので以下に掲載しておく。

 

過去2回程PARAMOUNTに参加したことがあるが、オーガナイズチームが音響専門のOtOdashi SOUND SYSTEMということもあり音が格別に良かった。OtOdashiは各地でゲリラ的にフリーパーティーなんかもやっているが、設営・撤収時のテキパキとした動きだけみても、「流石はプロフェッショナル!!」と唸らされる集団だ。

デコレーションもたくさんのSPACE DESIGNチームが参加し、会場を異空間へと飾りあげる。SHOP&FOODも充実していて楽しみだ。

以前はダークテクノが中心だったと思うが、最近はテクノの中でももっと広いジャンルからアーティストを呼んでいるようだ。規模を大きくするよりも、そのときそのときの自分たちの感覚を正直に表現しようとしているように感じる。ミニマルでありながら洗練されたパーティーだ。初夏の陽気に上質な音楽とキャンプを楽しんでいただきたい。

paramount2019

paramount2019

 

~~~以下、公式HPより抜粋~~~

今回のPARAMOUNTには海外から、過去最高の8組のアーティストが集結。

A MADE UP SOUND
A made up sound
A MADE UP SOUND / CLONE / THE TRILOGY TAPES

Dave Huismansは90年代にその他多くの高い理想を追求するテクノ/ハウスのDJと同様に成長する傍ら、大胆で未知な領域へも踏み込み、特異で独特なリズムを用いたトラックメイクで広義な意味でのテクノコミュニティに新鮮な空気を持ち込んだ。
2008年よりA Made Up Soundとして”Ahead / Endgame”、”Take The Plunge”などの代表作はもちろんのこと、オランダのテクノシーンの中心的レーベルDelsinやClone、Shedが運営するSubsolo、ロンドンの”The Trilogy Tapes”などの独創的で素晴らしいレーベルから数々のインプリントを残している。
またLivity SoundやMetalheadz、Berceuse Heroiqueらのレーベル、そしてAmon Tobinの作品のリミックスも手がけるなど、アーティストからの信頼も厚い。
DJとしても20年を超えるキャリアを誇り、世界中のクラブで、またUnsoundやCTM、Freelotationなど重要なフェスティバルにおいても定期的にプレイする。

 


Hodge
PUNCH DRUNK / BERCEUSE HEROIQUE / LIVITY SOUND

Livity Sound、Hotline Recordings、Berceuse HeroiqueやHemlock Recordingsに代表されるような一連のリリースに対する評価も伴って、HodgeはUKのニュースクールシーンにおけるポジションを確率していった。退廃的なテイストを持ち、稀有なエネルギーでエキサイティングな彼の作品とDJセットは一見の価値がある。

 

James Ruskin
James ruskin
Blueprint / Tresor

20年のキャリアを持つロンドン育ちのJames Ruskinはブリティッシュ・エレクトロニック・ダンス・ミュージックのパイオニアの一員と言っても過言ではない。
自身のレーベルBlueprintからリリースはもちろんの事、他にCodaやTresorから数多くのリリースを果たし、プロダクション技術に新たなスタンダードを樹立した。
2014年にリリースした「Slit」EPはIDMのテイストを取り組み、以前とは違った一面が高い評価を得た。昨年、Blueprintの20周年を機に「Structures & Solutions: 1996-2016」コンピレーションアルバムがリリースされた。
RegisとのコラボレーションプロジェクトO/V/Rとしても活動するなど挑戦を継続し、彼の楽曲は常に進化を続けている。

 

Jasss
Jasss
Mannequin / iDEAL

Jasss (S. Jiménez Alvarez)はスペイン北部出身のプロデューサー、サウンドアーティスト。彼女の両親はジャズ、そしてアフリカと南米のリズムに情熱を傾けており、それはJasssというアーティストを形成する上で多大な影響を及ぼし、幼い頃からの音への関心は彼女を人と音楽の関係性の追求へと駆り立ててきた。
彼女はスペインを離れて音楽に従事することになるが、次第に社会的、文化的な面でも疎外感を感じるようになるが、それらへの反骨心とも言える衝動を作品へと落とし込んでいく。
思春期に追いかけていたパンクやハードコアといった音楽は、インダストリアルやダブ、実験音楽といった、難解で不可解な要素を持つ音楽への傾倒につながる。2010年にオランダへ移住、彼女はフィールドレコーディングのエディットやエレクトロニックミュージックを探求、その1年後にはベルリンへと移住し、実験映画作品に従事する。
2015年にオリジナリティ溢れる多様なスタイルを持つアーティストとして登場、それを武器にシーンを席巻する。数年に及ぶスタジオワークの後、初のEPリリースとなる”Caja Negra”をアメリカの”Anunnaki Cartel”から、それに続き”Mother”、”Es Complicado”をイタリアの”Mannequin Records”より発表。2017年には初のソロアルバム、”Weightless”をスウェーデンの”iDEAL Recordings”をリリースした。
近年ではサウンドと空間演出の実験に焦点を当て、電子音響作品やライブセットやオーディオヴィジュアルセットなどのプロジェクトの構築に取り組んでいる。

 

Lux
Lux

ライプツィヒのアンダーグラウンドシーン育ちのLuxは洗練され、センシティブなテイストが持ち味のセレクターだ。ライプツィヒのクラブConne IslandでDJとしてのキャリアを磨き、UKそしてデトロイトに触発されたテーマを元に、ハウス、アンビエント、テクノやエレクトロのチャネリング的なサウンドを808の思いバスドラムに乗せて発信する。
ワイマールのコレクティブ、Gieglingクルーと共有した時間を経て、現在はベルリンで活動を続ける。トリッピーなものからダウンビート、入り組んだものから遊び心のあるもの、ダビーなものから高揚感のあるものまでそれらを匠に使いこなし、ストーリーを形成していく。その過程で生み出される世界観は他に類をみないユニークなものだ。

 

newa
Newa
Klockworks / Semantica / Bassiani

Newaにとって感情に先導され構築されていくDJセットは極めて重要な要素だ。テクノの古典的な要素はもちろんのこと、進行形のサウンドも取り入れ、世界観を創出する。
彼女は低音域を探求すると同時に、瑞々しいアシッドサウンドを印象的なメロディに取り込みプレイし、強烈な存在感を放ち、ダイレクトにフロアに作用する。
ジャズをバックグラウンドとし、ミュージシャンとしてもトレーニングを受けたAna Kublashviliは2012年に故郷のジョージア、トビリシにてキャリアをスタート、瞬く間にBassianiを始め、トビリシのシーンのキーとなるクラブで定期的にプレイするようになり、今ではBen Klockが主宰するツアーイベントシリーズ、Photonへもレギュラー的に出演している。
楽曲制作においてもDJ同様に感情表現を基礎として作品を創作、ディープなベースラインと叙情的なメロディといった多様な要素を織り交ぜて、それがテクノであっても、実験的なアンビエント作品であっても彼女自身のアイデンティティを示していくのである。
それらの作品はKlockworks、Semantica、Bassianiのインハウスレーベルなどからリリースされている。
2016年以降、地元トビリシ発のIcontraxレーベルの共同運営ににも乗り出し、活気づくジョージアのテクノシーンにおける未知の才能の発掘と提示にも尽力している。

 

Stefan vincent
Stefan vincent
Dynamic Reflection

アムステルダムを拠点とするDJ、プロデューサーのStefan Vincent。Jeff MillsやLaurent Garnierらがフォローする良質レーベルTraut、Stockholm LTD、Dynamic Reflectionなどから作品をリリース、常日頃からスタジオワークに勤しむ。Steve Rachmad、Surgeon、Jeff Millsららの作品にインスピレーションを得て、自身のプロジェクトに取り組むくことになる。
DJセット、表現力豊かなライブセットを通して、疾走感があり豊かで時にディープなサウンドをオーディエンスへと届ける。ソリッドなテクノサウンドと確かな技術で世界各地でダンスフロアを熱狂へと巻き込む。

 

ZADIG
Zadig
Construct Re-Form / Tresor / Deeply Rooted

パリのコンテンポラリーシーンの最先端で活動するSylvain PeltierことZadig。90年代、フランスのレイヴシーンやJeff Mills、Surgeon、Beltram、らテクノアーティスト、Tresor、LostやSynewaveなどの老舗レーベルの作品に影響された。その後、パリを拠点とし、2006年にDay Is Dying名義として “Euro Visions”からリリースを果たす。2009年にZadig名義としてパリのレーベル・ディストリビューター “Syncrophone”からリリースし、そして2011年に自身のレーベル “Consrtuct Re-Form”を立ち上げた。
“Deeply Rooted House”、 “Chronicle”、 “Children Of Tomorrow”、 “Syncrophone”と自身のレーベルからリリースを重ね続け、2015年にレーベルメイトのVoiski、AntigoneとBirth Of FrequencyとUnforeseen Allianceというライブコラボレーションユニットとしてもデビューを果たす。
数多のクラブやフェスティバルでの公演も重ね、キャリアを築いていく。
90年代以来のパリクラブシーンの再加熱の裏側には、新たな高みへと導き続けてきたZadigのような熱心な人々の努力がある。そして彼はその継続的な成長における中心人物として、その現在において欠くことのできない人物であり、未来へと導く稀有な存在である。

 

OtOdashi
OtOdashi SOUND SYSTEM

電源や機材の選択や配置など繰り返しは進み繰り返し、全てをクオリティを高める為に繋げ、行き着いたのはマッチングと極限のシンプルということでした。勿論進行中。Paramount2019野外ステージでは、ポイントソースのTW AUDiO T24-N とダブル21”サブウーハー BSX をスタックし、ナイトタイムのフロアでは T20 と B18 を使用します。
今年は会場も広くなり最高の空間をサウンドシステムでメイクし、フロアでお会いできることを楽しみにしています。

 

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