[レポート] Secret Cinema & Answer Code Request at Re:invent by Re:birth

Re:invent by Re:birth
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photos and movies : Chihiro Tanno

日時:2018年4月20日
会場:vent(表参道、東京)

Secret CinemaとAnswer Code Requestのダブル・ヘッドライナーを迎えたRe:inventが表参道のVENTで開催された。

【 ROOM1 】
Secret Cinema (Drumcode / Cocoon / Gem Records)
Answer Code Request (Ostgut Ton)
DJ YAZI (Black Smoker Records / Twin Peaks)
Dani Savant (Mind Off / Re:invent)

Secret Cinemaは国内最大級のテクノ・イベント“WIRE”や、先日最終回を迎えたマンスリー・テクノパーティー“STERNE”にもにもたびたびラインナップされているし、2013年にはMotherの“TECHNO SYMPHONICS”でD-NOX&BECKERSとも共演している。すでに日本でもお馴染みの、オランダ/ロッテルダムを代表するベテラン・アーティストだ。

一方のAnswer Code Requestは、ベルリンの超有名クラブ『Berghain(ベルグハイン)』のレジデンツDJとして知られる。Berghainは独自のドレスコードを持ち、“世界で一番入場するのが難しいクラブ”とも呼ばれているらしい。店の前に長い行列が出来ることでも有名だ。

movie uploaded by laser0123

自分はBerghainに行ったこともないし、そもそもオーディエンスを峻別して入場の許可/不許可を判断するようなクラブには縁もないが、向こうから来てくれるというならウェルカムだ。

深夜0時過ぎに会場のVENTに到着。地下へと続く階段にはすでに行列が出来ている。中へ入ってしばらくすると、茅ヶ崎時代のバイト仲間であるS.A氏が到着したのでビールで乾杯する。

VENTにはメインフロアのROOM1の他に、サブフロアのROOM2がある。本日のROOM2はBoshke Beats Lounge となっていて、こちらのラインナップも興味深い。

【 ROOM2 】
TEZ (Boshke Beats)
TOMO HACHIGA (HYDRANT)
YUTA (Liquid Drop Groove)
EMIKA ELENA (Human Lessons)

ビールを片手にエントランス裏の小さな階段からROOM2へ上がっていくと、ちょうどEMIKAちゃんがプレイ中。PhazeでのCD HATA ハーレムナイト以来だが、相変わらずカワイイ♪ そしてミニマリスティックな渋い選曲だ。

Emika Elena @ re:inventphoto from facebook

VENTはROOM1に設置されたTAGUCHIの平面ユニット・スピーカーで知られているが、実はROOM2もTAGUCHIのスピーカーを使っている。縦に長いフロアは左サイドにバーカウンター、右サイドにはテーブルと椅子が並んでいて、踊るにも会話を楽しむにもリラックスできる雰囲気だ。DJとの距離感もちょうどいい。

TOMO HACHIGA @ Re:inventphoto from facebook

軽く踊りつつS.A氏とお喋りしているとTOMO HACHIGAへとDJが変わる。そろそろROOM1も気になるので階下へと降りていく。

すでにヘッドライナーのSecret Cinemaがプレイしており、ラウンジフロアにも人が溢れるほどの盛況だ。

続いてもうひとりのヘッドライナーであるAnswer Code Requestへと続く。

盛り上がっているフロアを離れ、再びROOM2へ戻るとLiquid Drop GrooveのYUTAに変わっていた。いつもよりもさらにリラックスした雰囲気のプレイで、フロアとのコミュニケーションもよくとれていたと思う。

ROOM1のトリを務めたのはMind OffのDani Savantだ。VENTはホームグラウンドのようなものだろう。

Dani Savant at Re:invent

個人的には1パーティーに1フロアで参加者全員が同じ空間を共有できるようなパーティーが好みだが、今回のRe:inventはROOM1、ROOM2ともに特色があって面白かった。特にサブフロアでこれだけ粒よりのDJ陣が揃うというのは、東京のテクノ・シーンの層の深さがあってこそのことだろうと思う。実際、自分もROOM2で踊っていた時間の方が長かった。

Re:birthチームによるサイド・プロジェクト”Re:invent”は両フロアともに充実した内容で、とても楽しい週末となった。大きなフェスティバルやパーティーももちろんいいが、このくらいの規模で気軽に参加できるパーティーが充実してくれるのは非常に嬉しい。早くも次回の開催が待ち遠しい♪

 

ちなみに今回のレポートに掲載した映像と写真でクレジット表記のないものはすべてフォトグラファーの丹野千尋氏から提供してもらったものだ。最近、いろんなパーティーで顔を合わせているので、きっと今後もいろいろとお世話になることだろう。よろしくお願いしますm(_ _)m

 

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